㈲富士クリーニング商会 | 日記 | ストレッチ素材の扱い方!!


2012/02/22
ストレッチ素材の扱い方!!


皆さん、こんにちは。今回はストレッチ素材の扱い方についてお話しようと思います!!

 ストレッチ素材は伸び縮みして、身体のいろんな動きについてくる上、窮屈な感じがしなくて、着心地が良いものです。
繊維に伸縮性を持たせる方法はいくつかありますが、やはりストレッチ素材といえば『ポリウレタン』です。
ですが、ポリウレタンはデリケートで水分や塩素、光(紫外線)や熱などに弱く、それらにより繊維がもろくなってしまうのです。最も困るのは、ポリウレタンが生産された時から時間が経過すると性能劣化が進んでしまうこと。水分の影響を受けると化学変化(加水分解)を起こし、劣化してしまうという欠点があるのです。

ポリウレタンを使ったストレッチ製品を取り扱う際、次ような点に注意しなければいけません。

・薄地の場合は、着脱時に爪をたてずに指の腹で衣服をつまむようにして着用してください。
・濡れたままの放置は避けてください。
・水道水には塩素が含まれていますから、漬け置き洗いは危険です。
・汚れは完全に落とし、十分に脱水してから日陰干しをしてください。(長時間紫外線にさらされない様にしてください。)
・塩素系漂白剤の使用は絶対に避けてください。
・保管は、おんどが低く、湿気の少ない所にするか、除湿剤などを利用して湿気対策を心がけてください。
・ファンデーションなどは長期間の保管は避けて、購入後なるべく早く着用してください。保管中の光(紫外線)、水分、酸化窒素ガスなどの影響で除々に劣化してしまいます。
・水着は濡れたまま放置せず、日焼け止めオイルはよく洗い流してください。
・高温のアイロンは避けてください乾燥機の熱も高すぎると劣化が生じます。

上記のようにどこにでもある空気中の水分など、排除できない原因によって、時間の経過とともに進行する劣化のことを「経時劣化」や「自然劣化」と言います。
時間が経つにつれて劣化してしまうことですから、ポリウレタンとして製造された時から劣化のカウントダウンは始まっており、着用せずとも劣化はどんどん進行していきます!!
 また、「経時劣化」は、濡れや汚れを放置しておいたり、紫外線、暖房器具の熱などが加わったりすると加速されてしまいます。
なので、着用・保管にあたっては低温低湿を心がけ、着用後はソフトな洗い方ができるように、汚れが少ないうちにクリーニングするなど、劣化を促進しないようにすることが一番大切だという事を覚えておいてください!!

写真は少しボヤけてますが、「経時劣化」が進んでしまったポリウレタン素材の生地です。

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